年末のリールメンテナンスの際、間違って組み上げてしまったために
リールを一つ不調にしてしまいどうしようかと考えておりました。
そして、自分なりにパーツを交換してなんとか直せたので
その流れを備忘録がてらご紹介しようと思います。
16メタニウムMGLを潰す
今回不調にしてしまったリールは16メタニウムMGLです。
軽い巻き感で軽・中量級マキモノタックルに組み合わせていたのですが
組み上げ時「スタードラグ固定ナット」の向きを逆にして
かつ、ハンドル固定時に「スタードラグ音出シ板」をずれた状態で無理やり組んだので
組み上げてからリールを回すととんでもない抵抗とドラグが正常に動かなくなりました。
リール買い換えなきゃ駄目かなと思ったのですができそうなことはやってみようと
パーツリストの画像を見ながらどの辺りが原因だろうかと考えて
巻きの重さの原因っぽい「ボールベアリング(8✕12✕3.5 SARB)」を2個と
ドラグ動作不良の原因「スタードラグ音出シ板」を1枚、上州屋で注文。
1週間かからず取り寄せが完了し、無事にパーツが用意出来ました。
スタードラグ音出シ板の交換
まずは、スタードラグに付いている音出シ板を交換します。
抜け止めの五角形っぽい針金を飛ばしてしまわないよう注意して外し
音出シ板が取り外して新しい音出シ板を付けていきます。
左側が潰してしまったスタードラグ音出シ板です。
なかなか酷い状態なのがよくわかりますね。
スタードラグ音出シ板の裏面に付いている可能性が高い
金色の「座金」を外し忘れないように注意してくださいね。
ひとまず、スタードラグ音出シ板の交換が完了しました。
ボールベアリングの交換
ボールベアリングはドライブギア軸に使われている部分と
クラッチカムの下に入っている部分の2箇所交換しました。
一気に作業を進めてしまったので、途中の部分の写真を取り損ねていますが
ドライブギア軸に使われているボールベアリングは本体A側を取り外せば
かなりアクセスしやすいのですぐに交換出来ます。
もう一方のクラッチカム下に使用されているボールベアリングは
ピニオンギア、クラッチヨーク、クラッチヨークバネを外し
「クラッチカム押さえ板」を取り外す必要がありかなり面倒です。
クラッチカム押さえ板を取り外すとほぼほぼ確実に
クラッチツメとクラッチカムバネが外れるので作業前に写真を撮ってくと安心です。
また、元に戻す際もバネが飛ばないように指で抑えながらの作業になるので
細心の注意を払いながら交換作業を進めてください。
交換完了
全てのパーツを交換したら元に組み直していきます。
スタードラグ押さえながらハンドルを付けるのがどうにも苦手で
スタードラグ音出シ板をまたナメかけてヒヤヒヤしながら組み上げました。
失敗しない組み上げ方なんとか覚えたいものです。
なんとか、組み上げてからハンドルをぐるぐる回して動作確認をしましたが
最初の巻きの重さやドラグ動作不良も無事に収まりました。
あとは、また実際に釣りの一連の動作を行って問題ないか確認しようと思います。
さいごに
今回は、不調だった部分のパーツ交換でなんとか治ってよかったです。
なにより憶測でのパーツ交換だったのでこれで駄目だったら諦めて
新しいリールを購入しようとまで思っていたので最後のあがきが上手く行ってよかったです。
スタードラグ音出シ板が165円(税込)
ボールベアリング(8✕12✕3.5 SARB)が1375円(税込)を2個なので
合計2915円(税込)でリールが治って本当にホッとしました。
皆さんもメンテナンス時は注意して作業しましょうね。
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