重量級のクランクベイトやシャッドテール・ハネモノまで対応してくれるロッド
ヘラクレス HCSC-73HG レパードの紹介です。
スペック
- 長さ :7ft3in(2m21cm)
- 重量 :234g
- ライン :10〜20lb
- ウェイト :14〜56g
エバーグリーンのヘラクレスシリーズ、清水盛三プロが監修された
”ツアープロシリーズ パワーグラス”に属する3本のうちの1本です。
HCSC-68MG ”オセロット”、HCSC-611MHG ”サーバル”、HCSC-73HG ”レパード”
私が使用しているレパードは、シリーズ中一番ヘビーなロッドですね。
組合せタックル
- ロッド :ヘラクレス HCSC-73HG
- リール :レボ ロケット (ギア交換により6.4:1)
- ライン :タトゥーラ タイプナイロン 16lb
ヘラクレス レパードに組合せているリールはレボ ロケット海外モデルです。
最初は、ロッドの色と絶対に合うという理由で購入しましたが
実際に組み合わせるとリール自体も比較的重量があるのでかなりいい組合せです。
現在はギアを交換しているので外側だけロケットで中身が6.4:1です。
巻物のメインにハネモノも使用するのでラインはタトゥーラ タイプナイロン
しなやかで扱いやすく、色合いもピッタリで最高です。
使用ルアー
- トップウォータープラグ
- クランクベイト
- シャッドテール
- ブレーデッドジグ
トップウォータープラグで一番多く使用しているのは
アクションを加えるモノより、一定速度で巻いてくるハネモノですね。
NZクローラー Jr.やポンパドールJr.がメインで
スローに引いて、バイト時もグラスの柔らかさで
フックアップの手助けをしてくれる感じが最適です。
クランクベイトは、アルティマ170Mで扱うモノより
ワンランク上のサイズや潜行深度が深いモノを使っています。
動きの大きなルアーもロッドがある程度振動を吸収してくれるので
手にかかる負荷も少なくてかなり助かっています。
シャッドテールに関しては6インチクラスや
4インチクラスにウェイト付きのフックを使用する時
上記の組み合わせだとキャスト時もしっかりロッドが曲がり
飛距離も出せますし、ルアーの重さにタックルが負けないので
非常に快適な使い心地です。
ブレーデッドジグはルアー自体の振動を吸収してくれるという点が
クランクベイトと利点が重なる部分ですね。
また、比較的大きなトレーラーを付けて重量が増してしまっても
ウェイト的にも問題なく扱うことが出来ます。
使用感
グラスコンポジットロッド以上にグラス特有のもっちり感が強く
初めて使った時は、ロッドの特徴を掴むのに多少苦労しました。
飛距離を出そうとロッドの復元力に合わない速いキャストをすると
リリース直後にティップが大きくブレてキャスト精度がガクンと落ちます。
ですが、スローにしっかりとロッドを曲げてあげることを意識し、
ロッドの復元力に合わせたキャストをすると軽い力で飛距離が出せるので
力むことがなくなりキャストの精度が上がります。
フッキングは、グラスの特徴が良い点と注意する点でどちらにも出てきます。
良い点は、クランクベイトやトップウォータープラグのような
トレブルフックが使用されているルアーの場合には
じゃれついてくるようなバイトであったり体当たりのようなバイトにも
ロッドの柔らかさでバイトを弾かずにフックアップしてくれて
ファイト中もテンションが抜けにくくバレにくい点が挙がります。
注意点は、トレブルフックでも線径の太いフックが使用されていたり
スピナーベイトやブレーデッドジグのような太いシングルフックのルアーを使用すると
バイト時の初期掛かりが甘くなり、しっかりとフックアップしきらないことがあります。
そうすると一瞬テンションが抜けたり、ジャンプでバレてしまう可能性が高まります。
私の場合は、ブレーデッドジグを使用することも多いので
バイトがあった場合は、巻き合わせや追い合わせを行うようにしています。
まとめ
ヘラクレス レパードは自重が234gと非常にヘビーなロッドです。
組み合わせるリールでタックルバランスを調整すれば
負担がかかりにくいバランスにすることはもちろん可能です。
しかし、軽いタックルと違い長時間持ち続けるのはどうしても体力が必要になり
使用されているグラス素材もカーボンロッドよりも特徴の強い味付けになるので
合う合わないといった部分はどうしてもはっきりと分かれるロッドだと思います。
重ための巻物が好きでグラスロッドに興味がある方や
既にグラスロッドを所持しており追加のロッドとして考えている方にはおススメの1本です。
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